シュガーマン 奇跡に愛された男の作品情報・感想・評価 - 5ページ目

シュガーマン 奇跡に愛された男2012年製作の映画)

Searching for Sugar Man

上映日:2013年03月16日

製作国:

上映時間:85分

3.9

「シュガーマン 奇跡に愛された男」に投稿された感想・評価

NOOO000ooo

NOOO000oooの感想・評価

4.2
めっちゃ素晴らしいドキュメンンタリーで感動したと言う前提で文句。

この映画のシュガーマンを含め、売れない芸術家やアーティストってマーケティングやセールスってものをなめてるよね。いいもの作ってればいつか誰かが評価してくれると思ってるんだろうけど、そんなの奇跡の確率で、そんな奇跡があったからこそ、これって映画になってるんじゃなかろうか。彼の生き方は美しいけど、かといって清貧こそが芸術とは思わない。

ちなみに、マーケティングやセールスと言うと、価値のないものをさも凄そうに錯覚させて売りつけるのようなイメージ持ってる方が多そうだけどそうでなく、価値を決めるのは世間という個人の集合体であって、まず知ってもらわないと始まらないのがマーケティング。セールスは人の心を動かすこと。映画のプロ(特にハリウッド的な)は人の心を動かすプロだから感動させるとかお手の物なのに奇跡を扱う白々しい映画が多すぎる。

と言った意味でシュガーマンの悲劇はアメリカでそんなプロモーター的な人に出会えなかったことだと思うんだけど。。。ただしかし、この映画に関しては、彼の未来にはにはケープタウンで起こる奇跡が運命に仕込まれていたと思えるから感動するんですよ。素晴らしいドキュメンンタリーで涙がちょちょ流れました。
【シュガーマン】


『オークストラのように壮大な音楽』をバックにして、彼は"孤独な歌"を口ずさみます。


しかし孤独も掘り下げていけば、"無数の希望"に打ち当たります。


【白線流し】


曲の中に、『自分の声色を乗せる』のが上手い方だと思います。


"白線流し"のように、声が自然に流れていきます。


【空も飛べるはず】


ある人は『365日孤独』かもしれませんし、またある人は『3,650日孤独』かもしれません。


しかし孤独に"羽根"をつけて飛ばせば、『南アフリカの誰かさんが見上げてくれる』かもしれません。


それが"一瞬の輝き"に繋がるのならば、孤独を"甘"受するのも悪くないです。


【空を見ろ!】
【鳥だ!】
【飛行機だ!】
【いや、シュガーマンだ!】
キリン

キリンの感想・評価

4.8
音楽に対して、なんて誠実な人なんだろうと思いました。彼はただ、愛する音楽の力でメッセージを伝えたいという一心で行動し、その真摯さが人々の心に響いたんでしょう。名声を手に入れたいとかはなかったので、驚いて戸惑っている彼も素敵でした。売れるだけが素晴らしい作品の理由ではないと思い知りました。ライブ中の観客の嬉しそうな顔も印象的でした。音楽って素晴らしいなって改めて思える作品です。時代と生まれた国の情勢と、あらゆる偶然が重なって有名になったりならなかったりします。彼の魅力はそんな要因も覆す。
魅力に気づく人は必ずいて、正しいと思ったら貫き、自分や人に対して誠実にいれば、奇跡は起きることを行動で教えてくれるアーティストですね。
KUBO

KUBOの感想・評価

4.0
【2013 アーカイブ】

なんと数奇な人生だろう。そしてなんと面白いドキュメンタリーだろう。今日はアカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した「シュガーマン 奇跡に愛された男」をレヴューします。

70年代初め、アメリカで2枚のアルバムを出すが、鳴かず飛ばずで契約を打ち切られ消息不明になっていたロドリゲスという歌手がいた。

ところがその彼の「シュガーマン」という歌が何故か地球の反対側の南アフリカで大ヒット、当時の反アパルトヘイト運動の中で南アの若者たちに絶大な支持を得た。

だが南アにはロドリゲスについての情報は一切入ってこず、「ライブのステージ上で自殺した」などという噂が広まり半ば伝説化していた。だが南アの熱狂的なファンがインターネットで彼の消息を調べ始めたことから…。

この映画が優れたドキュメンタリー映画であることは言うまでもないが、何より魅きつけられるのは全編に流れるロドリゲスの歌の素晴らしさだ。この歌が何故当時アメリカで全く無視されたのか理解できない。
クライマックスのステージシーンではワクワクして鳥肌が立った。

個人的には作品賞を獲った「アルゴ」以上に面白かった。映画ファン以上に、ロックファン・音楽関係者に見てもらいたい。

この映画は「ある特定の場所と時代で認められなかったとしても、それはその音楽の本質的な価値を決めてしまうものではない」ということの証明である。
U

Uの感想・評価

4.0
不思議な人生
歌声がとても良い
とり

とりの感想・評価

4.0
I wonderーーーー映画ではなく音楽に宿った表現の魔法に、興味深く目から鱗。人生を選べることを教えてくれる、とっても見る価値のある話に心満たされる。デトロイトの数少ないプラスの面にスポットを当てる?時にちょっと鼻につく語り口ではあるけど、それでもパワフル。ロドリゲス、彼に関する証言はどれもあやふやだった。まるで探偵モノのミステリーで、音楽史の裏に残る謎にリーチしていく。そして南アフリカとアメリカ、遠く離れた場所だけど共に存在を軽視され、権利なく追いやられる人々への深い洞察。『マン・オン・ワイヤー』とかもそうだけど、こうやって知らなかった伝説に触れられ、体験できることこそがドキュメンタリーの魔法。普通にメロディーも歌詞も声も良すぎる、ストリート・ボーイ好き。そして良く腐らないで、あれだけ真面目に仕事に熱心に取り組み続け、子育てもしっかりとできたな~と唸る。刺激に満ちた生活とは丸っきり反対で今なお質素な生活をしているなんて。心が豊かで、人として素晴らしい。芸術家こそが世界を変える、そんな嘘のように奇妙な事実。

TOMATOMETER94%AUDIENCE92%
A fascinating portrait of a forgotten musical pioneer, Searching for Sugar Man is by turns informative and mysterious.
whitelily

whitelilyの感想・評価

4.0
1970年代初頭にデビューしたアメリカのミュージシャンロドリゲス。2枚のレコードを出すものの全く売れず…商業的に大失敗した彼はレコード会社を解雇され音楽界から姿を消した。時は流れ1970年代後半、アメリカから遠く離れた南アフリカ共和国で1枚のレコードがミリオンセラーを記録する。人種差別が過酷の一途を辿るその地で〈反アパルトヘイトのシンボルソング〉として大ヒットしたのだ。どこのクラブでも曲が流れ彼の歌を知らない人はいないほどで、レコードは一日に何枚も売れる。しかしその楽曲を歌うミュージシャンについては誰一人として知らなかった。そのレコードこそがアメリカで無名のまま音楽界を去ったロドリゲスの2枚目のレコード『Cold Fact』だった。

謎に包まれたミュージシャン『ロドリゲス』の情報を調べようと試みたファンが彼を探す過程を追っていくドキュメンタリー映画。ファンの執念恐るべし。

チャンスを手にしても間が悪く…タイミングが合わずに花開くことができなかった才能に恵まれた人々。ロドリゲスさんもきっとそんな風に時代に置き去りにされたうちの一人だったのかもしれない。作品のなかで流れる彼の歌はとても心に響き耳に残る歌ばかり。ロドリゲスさんの紳士で謙虚な人柄や前向きに人生を切り拓く姿勢に感動した。
音楽界の黒い部分に触れてる部分も多少あり、時代背景ともに興味深い作品だった。
avocado

avocadoの感想・評価

3.6
前半退屈だったが、彼の調査が始まったあたりから面白くなった

しかし欲がない
レコードやCDの印税について裁判を起こしても勝てるのではないかと思ってしまうが
ぐっち

ぐっちの感想・評価

3.5
観終わった後すぐにアマゾンでアルバム買っちゃった。
ずっと見たかったヤツ。映画みたいな話しの映画。めっちゃ良かった。I wonderのイントロのベースから歌い出しのトコは鳥肌だった。ゴッホや宮沢賢治がタイムマシンで今の時代に来たとしても同じ感じになるんでしょうね。