マッサージ屋2号店

ボクたちの交換日記のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

ボクたちの交換日記(2013年製作の映画)
4.0
高校の同級生だった田中(伊藤淳史)と甲本(小出恵介)はお笑いコンビ“房総スイマーズ”を結成し12年。
全く売れず、最近は仕事以外では会話が無い2人は甲本の提案で交換日記をする事になった。
当初田中は拒絶するもお互い本音をぶつけ合うようになり、やがてお笑いコンテストに挑戦する事に・・・。

原作未読。
お笑い芸人のツライ下積み時代が赤裸々に描かれています。
又吉直樹の『火花』のコンビより、わりと庶民感覚に近い芸人さんのお話。

その分、中盤の挫折の描写はつらかった。
それを踏まえての終盤。
自分の才能の無さって認めたくないよねぇ。
しかし大切な誰かの為ならその夢を諦められる…というくだりはズシリと心に響きました。
凄く理解出来る!
ま、私はいまだに自分の才能の限界は知りたくないですけど(笑)

ラストは非常に爽やかな締めです。