「KUBO 二本の弦の秘密」を観て以来ストップモーションアニメにハマってしまいライカ作品を遡り鑑賞。
これは素晴らしい。
周りから疎外されているギークな少年ノーマンの成長譚でもあり偏見や浅はかな思い込みにより迫害された人々という現代の人種差別問題としても観られる。
少女を魔女として迫害し処刑した人々がゾンビとして蘇ると逆に現代の市民から恐れられ迫害されるという皮肉。
その差別の連鎖こそが呪いなのだろう。
それを魔女として語られた少女の物語を新たに語り直す事で救うという解決法が最高に泣ける。KUBOでも描いていた物語を物語る事で救われる人がいる、映画や虚構、フィクションの持つ力を作り手側が信じておりグッとくる。
ストップモーションアニメとは信じられない程の動きの滑らかさや動きの派手さ、クオリティの高さはやはり凄い。
エンドロールのちょっとしたメイキングだけで驚く。
キャラクターは誰もが愛すべきキャラクター。声優陣もケイシー・アフレックやジョン・グッドマン、アナ・ケンドリクスと豪華。
