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ドラゴンボールZ 神と神のピッコロのレビュー・感想・評価

ドラゴンボールZ 神と神(2013年製作の映画)
4.0
楽しいビンゴ

17年ぶりに復活した劇場版。
その間に、実写版という黒歴史がありましたけど・・・。

正直言って、今のリバイバルブームが嬉しくてたまらない。
年齢的に週刊少年ジャンプで連載を追いかけることができなかった世代。
最終回当たりの記憶はあるけど、毎週ジャンプで読みたかった。
あの衝撃、あの熱気、アニメは毎週見てたけど、毎週連載で追いかけるというのはきっと凄かったに違いない。

クリリンが死んだ!また、クリリンが死んだ!
またまた、クリリンが死んだ!

自分も、あの感動を味わいたかった!
ちなみにクリリンはGTでも死ぬので計4回死にます。笑

なので、毎週新作を放送してくれた超(スーパー)は楽しくて仕方がなかった。少しだけでも、あの少年ジャンプを読んで熱狂した人達の気分を味わえたような気がして・・・。

そんな、劇場版新シリーズ。
アニメには、全然関わらなかった鳥山先生が本格的に参加している。
脚本は別の人だが、それをほとんど書き直して完成させた本作。
作者が書いてるので当たり前といえば当たり前だけど、悟空や他のキャラに違和感がまったくなく、原作の世界がそのまま映像化されている。
実写版の失敗で、意地を見せたかった鳥山先生。
なので、実写版には別の意味で感謝しかない。笑
また、本作は日本映画として初めてのIMAX上映作品となる。

本作は、完全に原作の続編として描かれている。
魔人ブウ編終了から最終回までの間のお話。
この間、10年間空いてるので、いくらでも続編が作り放題である。

お馴染みのキャラクターがたくさん登場するので同窓会みたいなお話。
中でも、ピラフ大王の復活は、ファンにとって最高の展開。
小っちゃくなった、マイちゃんキャワワ!
この同窓会ギャグパートが最高に楽しいので大満足。
ベジータの華麗なダンス?歌?もあるので、お見逃しなく。笑

新キャラとして破壊の神ビルスとウィスが登場。
めちゃくちゃ強いのに、どこか憎めないキャラで大好き!
おいしい食べ物が好きという性格もいい。
鳥山先生は、キャラクター造形がほんと上手い。
ヘンテコリンなキャラだなっと思っていても、いざ動き出すとキャラの魅力が倍増する。

そして、戦闘シーン。
ドラゴンボール劇場版で、一番凄いといっても過言ではない戦闘シーンが本作にはある。
時間にして、1分あるかないかの短いシーンだけどインパクトは絶大。
「破壊を楽しんでんじゃねーぞ」から始まる目まぐるしい展開。
早すぎて、早すぎて目が追い付かない。
そうだ、これだ。これがドラゴンボールなんだ。
新しい時代、新しい技術だからできた圧倒的な戦闘シーンに酔いしれる。
うおーーー、オラ、ワクワクしてきたぞ!

結末も、今までなかった結末でいい感じ。
これからも物語は続く。ドラゴンボールに終わりはないよ。
というメッセージにもとれる終わり方。

原作の全てを振り返るパラパラエンディングも最高。
ただ、歌は影山さんでお願いしたかった。

かーめーはーめー波ーーー!!!
あぁ、生きてて良かった。🐉

次回予告「復活のF」
ドラゴンボール祭り最終回。
悪の帝王復活。スーパーサイヤ人はさらに進化する。
ピッコロ

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