けーはち

ドラゴンボールZ 神と神のけーはちのレビュー・感想・評価

ドラゴンボールZ 神と神(2013年製作の映画)
3.5
公開中の新作『ブロリー』の余波を受けての追っかけ視聴。宇宙イチ恐ろしい神様、破壊神ビルスと戦う孫悟空。強くなりすぎて神の域に達した者たちの暇をもてあました戦い(遊び)。

金、名誉、社会的地位 etc... と知恵をつけてしまった人間がステータスでマウンティングし出す前の、ごく単純、戦闘力でのぶつかりあい強さ比べ。プリミティヴな稚気、おバカな男子の本能、太古の神話のようでもあり、中身スッカスカなんだけど明朗快活で、同原作者のアラレちゃんのキャラがカメオ出演するなどの楽しげな空気を満帆に醸し出す。清く正しい少年マンガのアニメ。スフィンクス(ネコの品種)をベースにしたデザイン、食いしん坊で気まぐれ、気分で星を破壊したりしなかったりする破壊神ビルスのキャラクターも愛嬌があって良い。それより何より鳥山明が、楽しそうにまた、ドラゴンボールを手がけてくれて本当に良かった……