奥ノなる

偽りなき者の奥ノなるのレビュー・感想・評価

偽りなき者(2012年製作の映画)
3.5
ちょっと興味本位で予告編を観たら予告編だけでめっちゃしんどくて鑑賞を避けてたんですが、謎の覚悟が決まったので観てみました。

結論、超しんどい。

「正義の逆は別の正義」って有名なセリフがありますが、そんな感じで、少女の嘘を疑わない人々は自分の正義感で主人公を攻撃してくる。
でもそれがあまりにも過剰で過激すぎて、「気持ちは分かるけどちょっと落ち着いてくれ村人たち」となりました。

そもそも、少女への性的虐待を疑われてしまった主人公は、元からその地域で不審者として見られていたならともかく、一緒に狩りに行って、夜は一緒にお酒を飲んでバカ騒ぎして、仕事も真面目でって、なんでそんな人を急によってたかって悪者にできるんでしょう?
特に保育園の園長の初期対応は最悪ですね。
というかカウンセラーみたいな男性の話を聞いてるだけで吐くとか、過剰反応しすぎでは???

でもこういった展開を観て、信用を積み重ねるのは大変だけど、失くすのは一瞬。って言葉が頭をよぎりました。
どんどん立場が悪くなっていく主人公を観ているのが本当に辛かった…
奥ノなる

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