僕はジャックの邪な心です

偽りなき者の僕はジャックの邪な心ですのレビュー・感想・評価

偽りなき者(2012年製作の映画)
5.0
”ネットは子供でも観られる、アダルトサイトがタブレット端末1つで開ける世の中、事の発端はそこからと考えるなら親の管理が大切だと思わされる。”

幼稚園児の少女/クララに贈られたラブレターとキス、それを子供の好奇心による遊び心だと捉えた宥めた幼稚園教師/ルーカス。
少女の漏らした言葉が周りの大人達の耳に届き、職を失い、町の人の信頼を失った…。
無実の身でありながら責め苦を負い続ける彼に、救いはあるのか?

月日が経過して行く時に浮き彫りになる「クリスマス」の錆びれたフォントと共にやつれたマッツ・ミケルセン演じるルーカスが哀愁を感じさせ涙を誘います、そして観ている身としては何もしていないのに地獄の様に続く仕打ち、職場では園長先生や女性職員達の幼児の性的虐待と誤った判断によって警察が介入する事態に発展し、幼児への性的虐待の疑いを女性グループ内で刷り込まれてルーカスの元から離れた恋人のナディア、狩猟仲間達との会合が無かったかの様に爪弾きにされ暴力を受け続けても無言で受け続け、クララの両親その中でも父親/テオはルーカスの幼い頃からの親友でもあったが自身の娘を傷つけられた事により友情より家族愛を優先し絶縁、そして度重なる嫌がらせは離縁した母親の下で暮らしている息子/マルクスにまで飛び火し父親の為に嘘をついたと推測したクララに唾を吐きかけ理不尽な大人達に殴りかかる、ルーカスを支援する家族とそれに対立する親友、隣人達の静寂な争いでルーカスは長年連れ添った愛犬までも殺され激昂する息子を押さえつけ感情を殺す父親、ここまでの地獄を突きつけられた彼は、どうなってしまうのか?1度失くした物は取り戻す事が出来るのか?
そして鳴り響く1発の銃弾の意味とは?