当て逃げ犯を探すような感覚のラスト、
一度レッテルを貼られた男のヘビーな傑作。
” ピンと立っていたの ”
一度、失った信頼はそう簡単に取り戻せるものではないんだなと思いました。
何度も胸糞悪さが襲って心が引き裂かれそうになった。
あーーー辛い。
でも、だーーーいすき。
そしてやっぱりデンマーク映画は肌に合う。
これ以降は あらすじとほぼネタバレになるので読むか読まないかはあなた次第。
観ようと思ったら読まないで笑
園児に対する性的虐待の疑いをかけられた幼稚園の先生のお話。
本当にやった罪ならまた別物のサイコ映画となるが、今作は「冤罪」であるのがミソ。
胸糞悪い×胸糞悪い
久しぶりに胸糞悪い作品だったのでとんでもなく怒り疲れた。
そしてアイツは誰だったのか。
とりあえず 、、、
園長 fuck!
ヒステリックマザーfuck!
スーパーの店員(特に精肉売り場) fuck!
園児の全員から好かれ、みんなと遊ぶいい先生のハンサムガイ。
そんなのみんな好きになるはず。
無垢な少女がついた小さな嘘は村をも動かす大きな波に。
閉塞的な小さな村でみんな顔見知りの家族のような暖かい人達が、あるきっかけで誰も信じてくれない、軽蔑され罵られ話してくれない。
スーパーで食料を買おうとしても追い出される始末。
今作が凄いのは「冤罪」を取り扱った作品にもかかわらず、警察署や裁判所の描写が全くないこと。
社会における、人と人との信頼性をテーマに描かれている。