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天使の分け前のodyssのレビュー・感想・評価

天使の分け前(2012年製作の映画)
2.5
【結構いい加減】

映画だし、あんまりマジメに受け取るのはどうかと思うけど、結構いい加減な作品かなと。

だって主人公には敵も多いし、逆に暴力で大きなダメージを与えた被害者もいる。今後の懸念材料が山ほどある、だけどそのあたり、全部すっとばしちゃっているからね。敵はしつこそうだし、今後も嫌がらせをしてくるんじゃないだろうか。逆に、被害者に対しては損害賠償の問題だって起こりそうでしょう。その辺、どうするの?

それに二人の仲を認めようとしない彼女の親だっている。親があのまま引き下がるとは思えない。娘の居所を突き止めて、何らかの手を打ってくるのじゃないかな。

だから、稀少なウィスキーを○○のは、まあ相手が大金持ちだし許せなくもないけれど、他の点から見て主人公は「?」だらけなんだよね。

進行はユーモラスだし、肩を怒らせてどうこういうような映画じゃないってことは分かっているけど、見終えた後、すっきり感がイマイチ湧いてこなかった。

ああ、あと、主人公のベイビーを生んだ彼女(シヴォーン・ライリー)より、仲間の盗癖のある女の子(ジャスミン・リギンズ)のほうが可愛かった。私ならあっちに乗り換えますね(笑)。
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