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天使の分け前のnozomiのレビュー・感想・評価

天使の分け前(2012年製作の映画)
3.6

お金も仕事もなく、あげく暴力事件を起こした青年のロビー。

恋人のレオニーとの間に出来た子供がもうすぐ産まれるというときに、300時間の社会奉仕活動を命じられ他の対象者と共に奉仕活動を行うことになる。

奉仕活動を指揮しているハリーと出会う。ウイスキー好きの彼は、ロビーを含めた奉仕活動に参加している者をウイスキーの品評会に連れていく。

ロビーはウイスキーのことを知っていくうちに、ある計画を仲間たちと実行することを決める。

タイトルの「天使の分け前」とは、お酒を樽で熟成させる際に、樽から蒸発してしまう分のお酒のこと。

「麦の帆をゆらす風」「わたしは、ダニエル・ブレイク」のケン・ローチ監督の作品。

労働者階級の人々の目線で、様々な社会問題を描いてきたケン・ローチ。

どうにもできない状況から抜け出せない時の最後の手段としてロビーは仲間と「盗み」をはたらくのだけど、犯罪を肯定するようなストーリーにもやもやして
しまった。

盗みのくだりから本質が分からなくなってしまい、レビューもまとまらず…。ケン・ローチ監督の作品をもっと観てみようと思う。
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