おだんごぱん

リンカーンのおだんごぱんのレビュー・感想・評価

リンカーン(2012年製作の映画)
3.5
難しい。
登場人物が多く、当時のアメリカ議会組織がよくわからない上に、地理もしっかり把握しているわけではないので、どこの誰がどうなのこうなのと、かなり混乱した。

最後まで観終わってみると、大体の筋はつかめたのだけど。細かいシーンではよくわからない場面もあった。もう少し勉強しながらゆっくり観ないといけないな。

リンカーン大統領は逸話を例に話すのが特徴だったのかな。いくつか出てきた逸話が結構面白かった。

最終的に、南北戦争終結と修正第13条が可決されるのだけど、その瞬間を見守った黒人の方々が喜ぶシーンでは、その歴史的重大さや偉大さはもちろんだが、同時に、その後まだまだ続く差別の歴史を思うと胸が辛くなった。ちょうどこの直後に初期のKKK団が表面化したのだとか。

リンカーン大統領の最期が暗殺だという事も残念でならない。

アメリカ人にとっては、リンカーン大統領のことは誇りでもあり、痛みでもあるのかなと思った。