スタンダード

リンカーンのスタンダードのレビュー・感想・評価

リンカーン(2012年製作の映画)
5.0
【ジェームズ・ブキャナン(プレ15)】


第15代米国大統領のブキャナンは、
『密閉された立法体の中』に居ます。


すると突然、
『北方の壁』と『南方の壁』が、
プレス機のごとく同時に押し寄せて、
ブキャナンを押し潰そうとします。


ブキャナンは両の腕で必死に、
南北の壁を押し止めようとしますが、
努力の甲斐なく、
南北の壁に押し潰されてしまいました。


【1861年3月4日:リンカーン、大統領就任】


【1861年4月12日:南北戦争開戦】


【すべて国民は、法の下に平等である】


『奴隷解放が先か?』
『戦争の終結が先か?』


『どちらも優先すべき事柄』
であることは疑いようがありません。


しかし、
『根源』を先に絶たなければ、
『歴史は延々と繰り返され』
『やがて泥沼になることを』
『リンカーンは予見していた』
のでしょう。


『人は不平等な存在であり』
『人を平等にするのが法律』
なのかもしれません。


『その基本原則を忘れてはならない』
と感じました。


【1865年1月31日:下院にて修正第13条可決】


【1865年5月9日:南北戦争終結】