勉強不足で、奴隷解放宣言で奴隷は解放されたわけではなく、修正法案を通さなければ奴隷制度は撤廃されない、解放されないってことを知らなかった。
映画は、その修正法案を通すことに焦点を絞ってある。
票集めの裏工作や、説得などで、ほとんど会話。動きがあまりないし、画面が暗い。常時、顔の半分は影のような気がした。女性も大統領夫人ぐらいなもの。戦争場面もなし。
終盤は会議場の場面ばかり。
本当に地味。
でも、リンカーン大統領のことはそんなに、知らないのに、大統領そのものだと思ってしまったほど、ダニエル・デイ=ルイスの存在感は凄かった。
最後の投票は結果が分かっていても、緊迫感がすごい。
あの頃からロビイストがいたことにびっくり。
スピルバーグ映画によく出てくる気がする息子と父親との確執が、ちょっと付け足しの様な感じ。
ダニエル・デイ=ルイス、引退してしまうのが、もったいない!