kazu1961

リンカーンのkazu1961のレビュー・感想・評価

リンカーン(2012年製作の映画)
3.8
▪️Title :「リンカーン」
Original Title :「Lincoln」
▪️Release Date:2013/04/19
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards :
第85回アカデミー賞 主演男優賞・美術賞
第70回ゴールデングローブ賞 主演男優賞
▪️Appreciation Record :2020-066 再鑑賞
▪️My Review
本作でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、共に主演男優賞をとったダニエル・デイ=ルイスがリンカーンの最期の4ヶ月を描いた伝記ドラマです。とにかくダニエル・デイ=ルイスの演技が圧巻、リンカーンにしか見えません!!
エイブラハム・リンカーン、史上最も愛された大統領と言われ、常にユーモアを絶やさず、黒人を含めたすべての人々にオープンに接する人物でした。その通りの人物像を見事に演じ切っています。しかも特殊メイクをしているとは思えない、ナチュラルな表情で怪演していますね。
物語りは、大統領に再選したリンカーンが修正案を可決させて南北戦争を終結、その直後に暗殺されるまでの4ヶ月間を描いています。そのため修正案可決のための票集めのための部下たちの駆け引きがメインになっており、地味な内容になっていることは否めません。しかしながら戦争を早く終結すべきか、奴隷を完全に解放させるべきか、戦争の犠牲と人間としての尊厳のジレンマを見事に描いています。
また、ダニエル・デイ=ルイスや共和党議員タデウス・スティーブンスを演じるトミー・リー・ジョーンズ、リンカーンの妻を演じるメアリー・トッドにサリー・フィールドなどの素晴らしい演技がひかります。
さらに、アカデミー賞の美術賞をとったことにもあらわれてるように、その時代背景を描いた舞台、衣装デザイン共に秀逸ですね。
有名な「。。。人民の、人民による、人民のための政治をこの地上からたやさない事。」、奴隷解放宣言は本作の時間軸からリンカーン自ら語るシーンがないのは残念です。
“今、何をすべきか知るのが最も難しく何よりも重要なことだ"。。。指導者に求められる言葉ですね!!
それと、再鑑賞して気づきました!!リンカーンの元で電報を打つ人の役でなんと!アダム・ドライバーが出演していました!!(°_°)
スピルバーグの代表作の一つですね。

▪️Overview
スティーブン・スピルバーグ監督が、名優ダニエル・デイ=ルイスを主演に迎え、アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの人生を描いた伝記ドラマ。貧しい家に生まれ育ち、ほとんど学校にも通えない少年時代を送ったリンカーンだが、努力と独学で身を立て大統領の座にまでのぼりつめる。しかし権力の座に安住することなく奴隷解放運動を推し進めたリンカーンは、一方でその運動が引き起こた南北戦争で国が2つに割れるという未曾有の危機にも直面していく。奴隷制度廃止を訴えた共和党議員タデウス・スティーブンスにトミー・リー・ジョーンズ、リンカーンの妻メアリー・トッドにサリー・フィールド、息子のロバート・トッドにジョセフ・ゴードン=レビット。脚本はスピルバーグ監督作「ミュンヘン」のトニー・クシュナー。第85回アカデミー賞では同年度最多12部門にノミネートされ、デイ=ルイスが史上初となる3度目の主演男優賞受賞となった。(引用:映画.com)
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