2018年9月16日
『カルテット！人生のオペラハウス』 2012年製作
監督、ダスティン・ホフマン
ビーチャム・ハウス…引退した音楽家達の老人ホーム。
そこに入所するレジ―、シシ―、ウィルフ達は名だたる
元音楽家達。
そこに新たに入所する更なる名声のジーン（マギー・
スミス）。
資金難の為に存続の危機にある老人ホームの立て直しに、
コンサートを企画する。
観客動員とチケット売り上げの為、ジーンにも歌って
欲しいとお願いするが…？
ビーチャム・ハウス（Beecham House）のビーチャムとは
イギリスの指揮者トーマス・ビーチャムさん。
指揮者で、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を創設
なさった方。
生涯にわたりイギリス音楽界に多大なる貢献をしたとのこと。
「歌えよ。この後、君が主役をやれるのは火葬場だけだ」
とジーンにアドバイスする往年の元音楽家。
リアル過ぎるお言葉。
人生の終焉での輝き…を思う。
往年の俳優たちの競演が見もの。
特に、シシ―役のポーリーン・コリンズさんは、可愛い
演技で異彩を放っています。存在感大！
この方の愛らしさはこの映画にとっての良き味付けと
なっているようです。
老人ホームの周囲の景色が素晴らしい！
秋の紅葉の広大な自然の中を散歩する場面は羨ましい。
老人ホームの館も古い物には古い物の良さがある！と
言う感じで趣あっていい♡
この映画の監督を行ったダスティン・ホフマンさんはこの時
75歳です。
2015年に『疑惑のチャンピオン』に俳優として出演して
います。お元気な姿を観たいです。
