このレビューはネタバレを含みます
女性4人の心の機微を丁寧にすくいとった、ロードムービー。
演出も最小限に抑えられているらしく、女優たちの会話は、ほとんど素なんじゃないか、と思えるぐらいに自然。
かといって、その辺の女性の会話を聞…
好きな俳優、安藤サクラさんと風間俊介さんが出演しているというので鑑賞。
後から知った石川寛監督の独特な演出方法。俳優にとっては、やり甲斐あるものかもしれませんが、相手役のセリフや行動を知らされない…
電話で聞き返すシーンとか会話がかぶってしまうシーンとか実際の人の会話ややり取りに近い石川監督独特の世界観あふれる映画でした。
私自身の好みには合わなかったですがキャストはさすがで、静かで優しく物思い…
これから先忘れるかもしれない、瞬間の躊躇いや悩み。そういうもの全部風に乗って海に流れ少しずつ手放していくような。同じ大きさじゃないけれど似た何かを抱えて人は生きているのだという事、この映画を観て気付…
>>続きを読むこの人の作品ってなんなんだろう。
どうしてこんなにも音が静かでセリフも少ないのに飽きないんだろう。
その空気に飽きることなく居心地がいいと思わされる。本当に不思議。
セリフを言葉として伝えたいという…
4人の現代女性の心象風景を丁寧に綴った作品。宮崎あおい、安藤サクラ、忽那汐里ら女優陣の役作りも上手かった。
その中でも特筆すべきは、素子役の安藤サクラさんの演技ではないかと思う。また衣装の色が抑制的…
役者が困ってる。
おそらく役作りする準備期間を取らせず、全編エチュードをさせられている。
役ではなく、地の自分の反応がでてしまうことに困惑している。
ゆえに自然な反応を目的にしたエチュードなの…