シリーズ21作目、橋本昌和監督としては初作品。
この映画の感想を述べるうえで、シリーズ13作目の3分ポッキリから20作目のプリンセスまでの8作品がどれも残念な作品だったことは、無視できないと思ってます。
しかも、前作のプリンセスが久々の興行収入10億円を下回ったことで、スタッフにも相当の危機感があったんだろうと推測できます。
そして、生まれた今作。
本当に久々に面白いと思える一本でした。
全編カスカベ防衛隊がメインで、仲間が力を合わせて目的地へ向かうというロードムービー的なお話。
それぞれキャラが生きる場面あり、要所でギャグも挟んだり、しっかり活躍してくれます。
絵柄崩壊ギャグのキレもグッド。
敵役のアホさと嫌いになれない感じもちょうどよかったと思います。
ただ、クレしん映画の中で特に好きかと言われると微妙かも。
とにかく、久々にまともな作品が生まれたことに歓喜と感謝を感じてしまった作品でした。