抹茶マラカス

清須会議の抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

清須会議(2013年製作の映画)
2.6
 時代劇をやるのに言葉遣いが現代語と統一されてない。古い言葉遣いでやるならやる、現代語に統一するならする、でしてほしい。ぶっちゃけ、の連呼や信長様と御屋形様の混在などなど。真田丸は見てないが、新選組の時は三谷さん、そういうの出来てたと思ったのだけどなぁ。
 登場人物の整理もへたくそ。ポスターにあるように(必要かどうかはさておいて)多くの登場人物が登場するにも関わらず、誰が誰で、どういう状況なのかの説明が少なく受け取り手の日本史知識に頼りすぎている。
 そのうえで、全登場人物が非常に露悪的に描かれている。特に市、柴田などが酷い。信雄ぐらいだぞ、あんなのが許されるのは。なんというか、三谷監督が登場人物を愛していないように感じる。