拓風

図書館戦争の拓風のレビュー・感想・評価

図書館戦争(2013年製作の映画)
2.6
原作は未読。

まず、図書館を取り巻く設定や世界観、戦闘シーン目当てや何となくタイトルに惹かれて見ると肩透かしを食らう気がする。

いや、その状況で図書館は利用されるのか、
殺し合いしてまで書籍を取り合いするのか、
データ化したんではまずいのか、
政治は何やってんだ、
一般人や周囲の市街地はモブと化しているが戦闘が近所で起こって平気なのか、
時間だけ戦うスポーツみたいな戦闘はなんだ、
なぜ装備は銃だけなのか、
あれだけドンパチやって死者は出ないのか、
仲良く駄弁る上官下官、
図書館でも肘をついてぺちゃくちゃしゃべる登場人物、
部活か、
などなど、挙げるとキリがない。

これは実写化することで現実味を与えたために、余計感じる違和感なんだろう。
そもそもがファンタジーなお話なんだろうし。

なのでこれはあくまで、設定をスパイスにしてアクションを散りばめたラブコメだとして観ると
「日本のラブコメにしては設定が変わっている」
「日本のラブコメにしてはアクションが豊富」
と思えるんじゃないかな。
もしくは設定全般を壮大な部活として見るか。


原作未読だけど、主役とヒロインは適役な気がした。
拓風

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