レビューというよりメモ書き

ヘンゼル&グレーテルのレビューというよりメモ書きのネタバレレビュー・内容・結末

ヘンゼル&グレーテル(2013年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

 誰もが知る童話、ヘンゼルとグレーテル。
 その童話の世界観と現実世界で見られる人物像や社会状況を混ぜてうまいこと構築したアクション映画。ファンタジーの度合いがちょうどいい。設定だけで面白そう!とワクワクした。世界観、アクション、人物の掘り下げなど全てがちょうどよく、テンポも良い。
 ただ、最後ミーナが死んだのはなんというか、中途半端な展開に感じられた。薄い衝撃というか……。映画の中とはいえ人の死をこういう風に言うのは不謹慎だが、ここでグレーテルかヘンゼルが死亡していたら衝撃なラストの演出としてわかるのだが、ミーナというところが微妙というか……。これだったらミーナも一命を取り留めて魔女狩り一味となる方がよかったのではないだろうか。命がけで人間を守った姿を見せて"良い魔女もいる"というメッセージが伝えたかったのかもしれないが、それまでのミーナと母親の存在でもう十分伝わっていたし、その必要はなかったと思う。

起 幼いころの経験から魔女ハンターとなったヘンゼルとグレーテル。ある町から魔女が子供を誘拐する事件が相次ぎ、兄弟は魔女狩りに取り掛かる。
承 魔女の一人をとらえ、単なる誘拐だけではなく、誘拐した子供を使った大きな陰謀を知った二人。しかしもう一人の魔女との戦いの末に陰謀に必要な最後の少女も誘拐されてしまう。
転 二人は魔女から母親が黒魔術を使わない、白い魔女だったことを知らされる。その娘のグレーテルの心臓と12人の子供たちを使って、黒い魔女は弱点である火に耐性を得る儀式を行おうとしていた。
結 街にいた白い魔女のミーナ、魔女狩りハンターオタクのジョン、黒い魔女に労働させられていたトロールたちの助けもあり、ヘンゼルとグレーテルは儀式を阻止し、また新たな魔女狩りへと赴くのであった。