詐欺と強盗とトレジャーハンタィングと海賊とカンフーとスカイアクションと家族愛と。
いろんな要素が詰め込まれ、見事に溶け合わずにとっ散らかった本作。
ただジャッキー・チェンのカンフーアクションがすごいのには間違いない。
かつての清国にあった十二支の首像。
それらを求めてトレジャーハンターのJC(ここからしてジャッキー・チェン)は手段を選ばず狙いゆく。
無事お宝を手に入れ、巨額の富を得ることができるのか…。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』への愛か?
アクションといい音楽といい、途中異様な執着を見せる。
だが海賊たちが喋るのは下手な日本語というのが、これまた色々と思わせられる。
だが、どれだけ寄せようとも『パイレーツ・オブ・カリビアン』には遠く及ばない。
終盤のアクションは、さすがジャッキー・チェンといったところか。
この部分は安心して面白い。
彼のカンフーはもはや目の保養である。