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ウィ・アンド・アイのKのレビュー・感想・評価

ウィ・アンド・アイ(2012年製作の映画)
4.6
誰かといるときの自分と、また違う誰かと一緒にいるときの自分のパーソナリティがわずかに、時には全く違うなんてことが学生のうちは結構あって、そういう細かい機微みたいなものをバス内の群像劇の形で描いた作品。みんなその時々でうまく適合できる自分を取り繕って外面で生きてるから、発言が矛盾してたり、自分たちでも理解できないような突飛な行動をとったりするんだけど、それが人間くさくて段々と登場人物のことが愛おしくなってくる。(かといって、前半のバス内の不良・不法行為が正当化されるわけじゃないし、こんなバス絶対乗り合わせたくはないけど。)平均評価が低い割に個人的にはかなり面白い映画だった
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