Eirain

ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮のEirainのレビュー・感想・評価

3.4
マッツ主演作品ということで、DVDを購入して鑑賞。

舞台は18世紀のデンマーク王室。侍医としてデンマーク王・クリスチャン7世の信頼を得て、王妃・カロリーネの愛人となって取り入ることで王権を手にした啓蒙思想家・ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセの物語・・・を、ロマンティックに描いた作品。

や、デンマーク王室の歴史なんてほとんど知らないので、「ああ、こんな悲哀の事件があったんだなぁ(まあ不倫はいかんけど)。」と感慨に耽っていたのだが、鑑賞後にWikipediaで調べてみると、なんとまあヨハンに対する見解(印象)が違うのなんの。特に王妃との関係。映画では"禁断の恋"というロマンティックな描かれ方がされているが、Wikipediaではただ権力に取り入るために篭絡しただけという書かれ方。温度差に驚きを隠せない。

まあ「実話を基にした」や「史実に基づく」なんてものも、結局は語る"人"の主観から逃れられないものなので、「こういうロマンティックなお話だったかもよ」くらいの気持ちで楽しむのが一番。(無論、Wikipediaの(元となった)情報が必ずしも正しい訳でもない。)

しかしながら・・・(今回は自業自得だが、)まーたマッツは悲惨な目に遭うね。大きな不幸なく過ごせたの、まだ『アナザーラウンド』しか出会えてないぞ。
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