マテ

ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮のマテのレビュー・感想・評価

4.8
とても不幸でやるせない。誰もが国王を軽んじ、見下し、利用した。確かに不倫なのだろう。でもそれを責める気には少しもなれない。安っぽい愛の話ではないのだ、この歴史は。国を変えようとした。人を愛した。それだけなのに、こうも歯車が狂ってしまったのか。
「愛と欲望の王宮」だなんてセンセーショナルな副題は似合わない。デンマーク映画ははじめてだったが、少しも目が離せないほど惹き込まれた。
ところでマッツさんのダンスの動きが常人じゃない。美しすぎて惚れ惚れした。素晴らしい役者さんを好きになれて、とても幸せ。
マテ

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