SPECシリーズ最終作の前編。
ストーリーはもはやめちゃくちゃだし、
正直話についていけないところもあるが、
なぜか見たくなってしまう不思議な作品。
今作は、野々村係長の回と言っても過言ではないだろう。
"心臓が息の根を止めるまで真実を求めてひた走れ、そこにしか刑事たる我々の存在意義はないのだ"
大事な局面で幾度となく口にしてきた台詞が、改めて心に刺さる。
普段はおちゃらけていて、部下にきちんとしたところをあまり見せない上司が、
見えないところで動いている。
また、部下が壁にぶち当たり歩みを止めてしまったときは、必ず背中を押してくれる。
こんな理想的な上司がいるだろうか。
改めて見ると、野々村係長が、SPECシリーズにおけるバランサーのような役割を果たしているようにも思えてる。
ここから、野々村係長の復讐に燃える
当麻と瀬文たちの反撃が始まる。
次作も楽しみにしておきたい。