HidekiIshimoto

そして父になるのHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

そして父になる(2013年製作の映画)
4.0
最近、人間は塩だなと思う。いや雪でもなんでもいいんだけど、要は結晶体ということであって、結晶は気温気圧等諸々の、その場にたまたまある条件を反映して多様に型づくられる訳で、だから人間もそんな存在なんだなあと思うのである。この映画で取り替えられた子供達も血筋ではなくて環境によって型を与えられてるかに見える。最初は。でやがて血筋による型の入れ替えが起こる…のかというとそうではなく、冷静沈着エリート福山の型が綻びはじめ、気のいいおっちゃんリリー型に徐々に侵食されていくことになる。そうとも我が国はユル〜いリリーフランキーに侵食されていくのだ。めでたいことである。そして遂に『万引き家族』のカンヌ最高賞受賞によりリリーの全世界侵食が始まったのだ!実にめでたいことだ。ついでに真木よう子のツンツン修理にも侵食されていけばいい。