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そして父になるのmkttkdのレビュー・感想・評価

そして父になる(2013年製作の映画)
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子供取り違えがだいぶ物心もついてきた6歳くらいになって発覚して、揺れ動く2家族の描写はすごくリアルで面白かったのですが、野々宮父が全て悪かった的な終わり方が不快。
そりゃ、あの歳の子供が将来のことを考えて、今苦労することを選ぶことなんて出来ないし、楽しくふざけて1日中遊んでくれる父親の方がいいと思ってしまうのは当たり前。
田舎で自営業で暮らしていくなら進学校に進む必要はないけれど、将来の選択肢は確実に狭まる。
もちろん野々宮家には問題があるし、あの教育は正しくないけれど、エスカレーター式の名門大学付属の小学校に入れてもらえることがいかに有り難いか、分かるのは中3高3就活時期になってからだと思う。
野々宮父はいい父親ではないけど、全部が全部悪かったわけじゃないはず。
それを描いてないのが腑に落ちない。
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