74点。思ったよりも重くなくてあっさりしてたが、良かった。是枝監督の事だからかなり編集で切ってってそういうバランスにしたようにも思える。話の展開は予想を超えないんだけど、それでも展開が気になってずっと画面にのめり込んでしまうのは、さすがは監督の演出。登場人物の微妙な機微が観客を捉える力になっていて、台詞ではなくそれを表現していて、まさにそれが【映画】だと思う。
そして何より素晴らしい瀧本さんの画のルック。フィルムの暗部の表現を堪能した。けど、ちょっとカメラ動きすぎじゃないですかね?
福山雅治の限界もちょっと見えた気がする…。圧倒的にリリー&真木夫妻の演技の方が素晴らしく、リアリティがあった。けど、福山じゃなくて佐藤浩市や堤真一だともっと重くなっちゃいそうだし、まあいいのか。