MiYA

クロニクルのMiYAのレビュー・感想・評価

クロニクル(2012年製作の映画)
3.8
突然超能力を身につけ、どんどん逸脱していく少年たちの様子が手持ちのビデオカメラで「一人称」で語られていきます。「悪と戦おう」とか「人助けをしよう」とかいかにもアメコミ的な展開はなく、ひたすら悪はしゃぎと鬱憤ばらしをするばかりの「厨房」っぷりがリアル。

POVとSFアクションの相性の良さは一つの発見であり、このアクションの臨場感と迫力はこの作品の最大の魅力です。クライマックスのサイキック・ウォーズが激しく「アキラ」を連想させて懐かしかったです。

結局、主人公(アンドリュー)は最後に正気を失って暴走するわけですが、正気を保った者(マット)とを分けたものは一体なんだったのかな。
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