ぶちょおファンク

地球、最後の男のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

地球、最後の男(2011年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2 終盤★2.5

トータルスコアは少し甘めに…。

冗長っつったら冗長で、
作り手の独りよがりっつったら独りよがりですが、
まず本作は冒頭のセリフ「nine lives(字幕では“不死身の男”)」
に注目して観ていただきたい。
(nine livesについては今年1本目鑑賞『メン・イン・キャット』のレビューにて解説)


基本はたぶん南北戦争あたりの“不死身の男”が
近未来の国際宇宙ステーション(I.S.S.)で
ひとり任務する男に“生まれ変わり(輪廻転生)”
…ってのが軸の設定で、
途中でいきなり入る“インタビューされる人たち”は
多分この男の魂ともいうべきモノが今まで生まれ変わった人物なのではないのか!?(多少時間軸的に無理はあるけど…)
その証拠として最後に“主人公のシーケンス(sequence)”のデータが映し出され、そこに現れるのが“インタビューされる人物”だからで、
“nine lives”の意味がようやくここで理解できる。

タイトルの『地球、最後の男』で壮大なSFやサバイバル的なヒューマンドラマなんかを期待して観ると肩透かしです。
もちろんS.キューブリック『2001年宇宙の旅』というSFと哲学の名作と比べるのもおこがましいです。

抒情詩として感性で受け取り、
気軽に観ればそれほどクソミソに批判するほどの作品ではないとは思う!
だからと言って絶賛するほどでもないけど…。


2019年2本目(再見)