アズマロルヴァケル

地球、最後の男のアズマロルヴァケルのレビュー・感想・評価

地球、最後の男(2011年製作の映画)
3.0
「未体験ゾーンの映画たち2013」出品作品。

謎過ぎている映画。

宇宙飛行士のリーが宇宙ステーションで調査をしていると地球からの通信が途絶え、孤独感を送る話。

面白いと言えば面白く、つまらないと言えばつまらないと言える作品で、冒頭の南北戦争のリー大尉の話でグッと引き込んでいき、その後宇宙ステーションのリー飛行士の生活が続き、調子はいいのだが、中盤からリー大尉の日記を発見して読み漁ったり、リー飛行士の恋人かリーの妄想で作られた女性で出てくるあたりで妙に人を選びそうな展開であり、なんだか眠たくなりそうな展開でした。

ラストシーンは奇妙にも感動的に締めて、物語の合間にラストシーンの伏線となるだろう人々のインタビューシーンがあって見る気を作らせているのではあるものの謎が謎を呼んでいて、そもそもリー大尉とリー飛行士の関係性とは。あのラストシーンはなんでこうなったのか。人類はなぜそうなったのかと一気に丸投げにした映画でした。

今後、この映画の監督にオファーが来ても叩かれるのではと同情と苦言を呈したくなる映画でした。