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ジュラシック・シャークのdeadcalmのレビュー・感想・評価

ジュラシック・シャーク(2012年製作の映画)
1.0
ヒドいものを観る目的でヒドい映画を観るのは何年ぶりだろう。80年代ニンジャ映画のVHSを集めていた学生時代、昔渋谷TSUTAYAにあった「トロマもの」の棚を全制覇しようと思ったけど3本くらいで心が折れた学生時代。
あのときのあの感情、長らく忘れていた感情が、当時の色々な思い出と共に蘇ってくる。なぜだろう胸の奥がチクチクと痛む。当時広島在住の友人が、自分がニンジャ映画にハマっていると知って、地元で手に入れた「ニンジャウォリアーズ」のVHSを郵便で送ってくれた。中村くん、あのときお礼として自分の「ニンジャフォース」をトレードに送ったけど、今思うと、君はあれ正直要らねーと思ってただろうね。

とか回想してたら映画が終わってました。なんか水着のチャンネーが遊ぶホームビデオにときどき大きなお魚が合成されてました。大きなお魚に食べられるときにすごく軽やかに「こりりっ☆」って音がする人がいてすごいなあとおもいました。80分弱の映画でエンドクレジットが15分くらいありました。スタッフが多いとかではなく、「単にスクロールが死ぬほど遅い」という、ファミコンの伝説のゲーム「星をみるひと」のフィールド移動を思わせる時間稼ぎ方法です。見終わると IQ が 1 くらいになるので、ミドリムシのように何も考えない代わりに悩みも苦しみもない生き方に憧れている方にお奨めです。
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