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セカンド・カミングのsmithmouseのレビュー・感想・評価

セカンド・カミング(2012年製作の映画)
3.0
「君と娘に俺を必要として欲しい。」
尋常じゃない困り顔のロバート・カーライルだからこそできた苦難と救いの微妙なバランス。

元有名バンドのギタリスト、ラクランは身から出た錆で慣れ親しんだカリフォルニアから大嫌いな故郷スコットランドへ強制送還されることになる。
それを避ける為には自分が送還される事で、アメリカ国民の誰かが「極度の苦境」に陥る
事を証明しなければならない。
頼りは元マネージャー、離婚した元妻と自分を忘ているであろう娘だけ。

自業自得なんだけど色んなトラブルで身動き取れなくなっていく感じは中々リアルな重苦しさ。いや、酔いたくもなるよね。
その反面、理解者が出来たり、かつての家族と打ち解けていく過程は人生最悪の時期の中に光が射した感じがして救われた感じが凄く出てる。
それら全てが幸薄そうなカーライル顏で進むんで実際の30倍位困ってるんちゃうかなって思わせる。

最後に本当に頼れるのは自分ですら無く、以外な所にいる大切な人間だと思わせる映画。