エディ

マチェーテのエディのレビュー・感想・評価

マチェーテ(2010年製作の映画)
3.8
映画「グラインドハウス」の劇中の偽の予告編の一つが実際に映画化されたバイオレンスアクション。「エル・マリアッチ」三部作などを彷彿とさせる、ロバート・ロドリゲスの若い頃の過激だけどちょっとコミカルで躍動感溢れる素敵なアクション映画のように仕上がっている。

ダニー・トレホ演じる主人公マチェーテは不法移民の日雇い労働者面しているが実はメキシコの凄腕捜査官で、数年前にメキシコの麻薬王トーレスに妻子を殺された復讐で、メキシコ系不法移民の日雇い労働者として働きながら米国で潜伏捜査を続けていた。
ある日、マチェーテは見知らぬ男から、高額の謝礼で極右の不法移民反対派急先鋒のマクラフリン上院議員の暗殺を依頼される。乗り気じゃなかったので、大勢のマスコミを招いての演説中に脚でも撃って終りにしようとしていたところ、別の男がマクラフリンを撃ってマチェーテにテレビカメラを向けさせられたことで、暗殺容疑者として追われることになってしまう。罠に嵌められたと気付いたマチェーテは、嵌めた組織を追うことになるが、それが意外な人物と繋がっていた。。。

早いテンポでのシーン切り替えなどは初期のロドリゲスの躍動感溢れる映画作りを彷彿とさせてくれる。すごくテンポが良いので一気に見せてくれる。強調シーンをスローモーションにするなど良い意味でB級感溢れる絵作りになっているので、過激な惨殺シーンが多いけどグロい印象は受けない。
強面の主人公ダニー・トレホは、俳優になる前は本当に麻薬犯として服役していて、刑務所内でのボクシング大会で優勝したという正真正銘のワルなのでとにかく迫力がある。

自警団とのバトルを描くクライマックスがいまいち迫力ないのがもったいないけど、随所にくすっと笑えるシーンを挟む等、B級娯楽アクションとしては上質だと思う。個人的にはかなり気に入った。