千里

マチェーテの千里のネタバレレビュー・内容・結末

マチェーテ(2010年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

知人の薦めで観賞。2010年の映画ということだけれども、90年代の作品なんじゃないかってくらいに登場人物の扱いがノリで決まってるところが面白かった 笑 何やら別作品の偽予告として流した作品を長編映画化したとのことで、かなり異色な経緯で作られた作品なんだなと。敵が4人も居るのに全員キャラ立ちがしっかりしていて凄いと思いきや割とノリで立ち位置が変わってきたり、ヒロイン候補の1人にしてもあっさりと退場からのあっさり復活の流れとか、マチェーテが状況構わずとりあえず女といちゃつく流れとか、もうめちゃくちゃで笑った。物語の筋自体はそこそこしっかりしてるだけに突っ込みどころ満載な展開、古臭い演出過多な部分、よく出来てるってタイプじゃないのだけど、嫌いじゃない。メキシコ人たちの普段の生活感とかも見ていて楽しかった。でも何よりも言いたいのは、マチェーテがどう凄いのか全く分からないのにとりあえず凄い人扱いされているところ。てっきり辛い過去を掘り下げるのかと思いきやそうでもなく、各諜報機関の凄腕くらい凄いって大雑把にしか説明されてないのに伝説って言われてるの最高に面白い。
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