みりお

Disney's クリスマス・キャロルのみりおのレビュー・感想・評価

3.5
季節外れですが、キャストがあまりに豪華で気になっていた作品💓

実はこの作品、ゼメキス監督お得意の最新3D技術「パフォーマンス・キャプチャー」というものを使って撮影しているそうです✨
これは、俳優の表情や動きを連続してデジタルに取り込み、それをスクリーンに再現するテクノロジーなんだとか。
そのため登場人物の顔の凹凸や表情が極めてリアル💦
ディズニーらしからぬシリアスなストーリ展開と、リアルすぎる映像のせいで、作品としてはかなーーり怖いモノに仕上がっています😂💦
たぶん子供の頃観たら泣いてた、確実に💦

そしてなんと言ってもすごいのは、主人公のスクルージや3人の精霊を初め、1人7役を演じきったジム・キャリー❣️
CG技術があまりに凄くて別人に見えますが、登場人物の半数以上を彼が演じているとは思えない熱量と、声のレパートリー😆👍
そして心優しいスクルージの甥・フレッドは愛しのコリン・ファース💓
またスクルージのビジネスパートナーの、マーレイには、ゲイリー・オールドマン✨
(彼の演技が一番怖かった😢💦)
このキャストと映像技術なら、3Dで観たかったなぁとつくづく思いました🌟

ストーリーは今更感はありますが、ケチで冷酷非道な老人・スクルージが、クリスマスの夜に「過去」「現在」「未来」の3人の精霊に連れられて自分の人生を見直すというモノ。
子供の頃観たときは「自分だったらどうやって元の世界に帰ろう…」という恐怖が一番大きくて、どうにか「未来」の精霊から逃げ切ることだけを考えていました💦
でも大人になって観ると「未来」を見られることが羨ましい💓
だって「未来」を見るって、自分の人生を一番客観視できる体験だと思うんです✨
後から振り返って誇れる人生だったのか…
その結果が如実に現れる「未来」を見たいなぁ💦

でもそれこそがこの作品の教訓🌟
唯一自分の目で見ることができない「未来」だからこそ、いくらでも変えられる可能性に溢れています🌈
周りの人に愛される人生を送ったと思えるように。
「あのときああすれば…」と思わないように。
そのためにいまの人生をしっかり積み重ねていかないと、「未来」の精霊に暗く詰めたお墓の中にただ1人押し込められてしまうんだなぁと、心に刻んで気持ちが新たになった気分です🍀


【ストーリー】

金がすべてで、家族を持たず、人との絆に背を向け、ただ己の金銭欲を満たすためだけに生きるスクルージ(ジム・キャリー)は、街一番の嫌われ者。
あるクリスマス・イブの夜、かつてのビジネス・パートナーの亡霊が現われ、「過去・現在・未来を巡る旅へと誘う亡霊が来るだろう」と予言する。
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