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ザ・デッド/「ダブリン市民」よりのspacegomiのレビュー・感想・評価

4.3
ラストの雪をバックにしたナレーションがあまりにも心地よすぎて、エモすぎて、何度も繰り返し見ていた。詩の朗読、ピアノ演奏、ダンス、晩餐会、などドラマティックな出来事はさして起こらずたわいもない場面が続くが、その一つ一つがじつに繊細で哀愁たっぷりであり、作品全体に通底する死生観や無常観も浮き彫りとなる。老練、円熟っぷりに惚れ惚れする。
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