ホイットモア大統領

男と女の不都合な真実のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

男と女の不都合な真実(2009年製作の映画)
3.3
ノット・エンド・オブ・バニング祭②

タイトルの割にベタベタなラブコメ。

週刊誌並みにお下劣ネタをバンバン放出するバトラーさん。ワイドショーを本当の “ショー” にしてしまう破天荒キャラだが、『300』に始まり今のワイルドおじさんの立ち位置を確立したのって、本作含む2009年に出演した3本だと気づけたのは収穫。

一方、お相手のキャサリン・ハイグルさんは、『暴走特急』でセガールの姪を演じ、チャッキーに襲われ、俺たちのラッセル・ケイスことランディ・クエイドと巨大昆虫に挑んだ過去がある、言わばこちら側の人。なのでお似合いっちゃお似合い笑

そんな、恋愛はからっきしなキャリアウーマンのハイグルさんと、下品で豪快だが恋愛に対しては確かな腕を持つバニングさんの、実はお互い好きでしたモノ。

ただ、「女性は頭で、男は股間で恋愛をする」というのが「不都合な真実」のはずなのに、意中の男性にアプローチをかけつつも別な男と寝てしまう、というチグハグさから、ハイグルさんにあまり共感できないのがマイナスポイント。

酒が入れば意外と楽しくて、気まずい雰囲気から我慢できずにエレベーター・キスしてしまうシーンも、肉食 vs. 肉食のぶつかり合いみたいな感じで、大人の恋愛じゃねえよな。と見てて辛かった笑

でも、バイブの件はアメリカのラブコメらしくて良きw あんなん絶対気づかれるでしょうよ笑