「死に方が分かれば、生き方が分かる」
本当に多くのモリー先生の名言に溢れた作品。その根底には愛があり、海と波の話も肩の鳥のくだりも全てはそこにつながっているんだと思える。
なんと言っても無駄なストーリーが一切ない。それがミッチとモリーの関係の深さをより強調させ、大きな感動を生み出している。もちろん家族のことなど別のストーリーも存在するのだろうが、そこをあえて描かなかったのも素晴らしかった。
自分の死を目前にしてでも、「加齢は退化ではなく成長」など人生を前向きに考え、学ぶことや教えることを続ける生き方に大きな勇気をもらえた。
そして個人的に「コーチ」と「相棒」の呼び合い方が最高に良かった。