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モリー先生との火曜日のchipのレビュー・感想・評価

モリー先生との火曜日(1999年製作の映画)
4.2
モリー教授を演じるジャックレモン…大好きな「アパートの鍵貸します」のときそのままのまなざしでした。。

モリー先生の秘蔵っ子ミッチ、人気のスポーツライターで超忙しい毎日。偶然見たテレビで、恩師が難病ALSと闘っていることを知る…
そこで16年ぶりに先生を訪ね、そこからまた交流が始まって。。

同級生、先生、幼なじみ
なつかしい、いつか会おう、連絡しよう…
と思いながら、今の生活にかまけて。時間が経ってしまう…
あるよね~
でも、きっかけはあるんだよね。
ミッチは、テレビで不自由なからだの先生を見て、いてもたってもいられなかった…そんな気持ち、大事にしなくちゃ。

大学時代、
火曜日はモリー先生の学生相談の日でした。学生たちが個別に先生といろいろ話した日でした。
ミッチが訪ねてからそれが復活して、ふたりでたくさん話をする、その会話が好きです。アイスクリームを食べて喜ぶふたりの笑顔も良かった~

先生は言います。
「まだ幸福だ、まだ学べるし、愛する者に別れを告げ、最後の講義もできる。」
「どんな時に年を恐れるか、それは人生に意味が無いときだ。だから、22才の学生と78才の自分は、同じくらい幸せ。」

そして
「死に方がわかれば生き方がわかる」と。。

私も優しい講義を受けているような気持ちになる。。。

ミッチの彼女と話した波の話も印象的でした。壁にぶつかって消えてしまう波が悲しいわけじゃなくて、波は大きな海の一部なんだと…

火曜日のふたり
最後まで幸せそうでした。
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