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ヘルレイザー3のsymaxのレビュー・感想・評価

ヘルレイザー3(1992年製作の映画)
3.0
シリーズ3本一気見してしまいました。

一応、カースティ編の完結と言えるのでしょうか?(6作目に、カースティ出ますけどね。)

3作目にしてようやく"ピンヘッド無双"を見ることが出来ます。

ストーリーは、新人TVレポータージョーイが病院での取材で、鎖だらけで運ばれた男の頭部爆発を目撃し、事件の鍵を握る目撃者テリーを探すと、謎のパズルボックスにたどり着き…

今作のピンヘッドは、前作でセノバイト化する前の記憶を思い出してしまい、ピンヘッドとエリオットの2人に分裂した状態になっていまして、今作のメインとしては、ピンヘッド(悪)vsエリオット(善)との戦いの構図となっています。

一作目では、フランクが蘇る為、二作目は、ジュリアが蘇る為に血が求められましたが、本作では、ピンヘッドがトーテムポール?から復活する為に、クラブ「ボイラールーム」のクズオーナーを利用します。

一方、エリオットは、ジョーイの夢に現れ、ピンヘッドを地獄に送り返す方策を伝授しますが、そもそも、エリオットが"究極の快楽"を求めて、ルマンシャンの箱を開けたんじゃないんかいとツッコミたくもなりますけどね。

クラブでのピンヘッド無双は、全二作での鬱憤を晴らすかのようなグロ&スラッシャー描写の連続で、ピンヘッドはここで新たなセノバイト軍団を作り上げるんですが、これがまた、へなちょこなデザインで、もう少しなんとかならなかったのでしょうか?

まぁ、映画全体が、the90年代的なんで仕方がないんですが、今見るとCD投げんのどうなの?という気になります。
ただ、セノバイトが横一列に並ぶ姿は、必殺仕事人みたいでグッときました。

テリーのセノバイト姿は、首に火の付いたタバコぶっ刺してるセンスは好きでした。

私の今作一推しシーンは、教会でのピンヘッド大暴れです。

頭からピンを抜くと、うにゅうにゅとサザエみたいに脳味噌出てくるトコ流石です。
しかも、本編とは関係がなく、意味ないトコがまた良いです。

一作目から設定が変わってしまってる所もあり、セノバイトのデザインからも全体的に作りが雑で、パワーダウンは否めませんが、ジワジワと後から来る面白さがあり、私は嫌いじゃないです。

気が付けば、シリーズ10本作られてるし、リブートされるという話もあるようなので、マニアでコアなファンの心はガッチリ掴むシリーズなのですねぇ。
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