コロナ禍でアマプラ5
夏帆2
夏帆の透明感のある薄幸の美少女役がはまり役。
雨の中、あんな少女が佇んでいればそりゃあ、ほっとけないでしょ。
35にして脱け殻のような冴えない男を星野源が好演。
こういう役が最も似合うのは逃げ恥で定着済みだし....。
健太郎と言うコミュ力不足の無気力人間が愛にひたむきになる過程がうまく描かれてていて、中々引き込まれて行きます。多分にストーカーぽい所も織り交ぜながら....。
盲目の美少女奈穂子は、金持ちの家庭で親の愛情に育まれ、純真可憐に大人になった、いわば箱入り娘。
タイトルはパラドックスですね。
なかなかのセンスです。
キーワードは天雫と言う名字。
出会いの雨の日、「今日はいい天気ですね....」という奈穂子のセリフ、傷つき路上に倒れる健太郎に降り注ぐ土砂降り、カエルの鳴き声....。
ピュアなラブストーリーに終始徹しリアリティーに欠ける所はありますが、それはそれで主題の輪郭がはっきりして良いです。
とにかく、夏帆の突き抜ける透明感が素敵で、女優としての才能を感じます。
