Kou

リトル・マーメイドIII/はじまりの物語のKouのレビュー・感想・評価

3.1
「誰かかわりにレビュー書いてくんね?」と思うことがある。
シャワー浴びてる間とかによく映画評論家ごっこしてるから(評論家っぽくひとり言で感想をのべる遊び)それを速記的な感じで書いてほしい。1本100円くらいでさ、ほんとに。



携帯で観て携帯で書く以上、レビューがたまるのはしょうがないけど、1月~8月で30本しかレビュー挙げてないのはさすがにおかしい。
どこにいったんだおれの観たはずの60本は。



『リトルマーメイド』と間違えて鑑賞。名曲「Under The Sea」を楽しみに待っていたら、いつのまにやら映画が終わっていた。あれ聞くために観始めたのに…
ただ、不幸中の幸い。本作は『リトルマーメイド』の前日譚。海底王国アトランティカが音楽の街になる前。そして、アリエルが人間ではなく(歌)にあこがれていた頃を描いた物語。



『リトルマーメイド』ではすでに友達だったフランダーとの出会いや、アリエルの六人の姉妹、セバスチャンの隠れた趣味などに焦点が当たるため、サブエピソードとしてかなり面白い。キャラクター自体が好きな人にはたまらない作品のはず。



ただ、キャラクターはよくても脚本の出来自体はいまいち。(これはディズニーが2003年に、効率よくリソースを使うために立ち上げたディズニー・トゥーンスタジオがクオリティの高くない続編映画を乱発したのが原因。)



OVAとしてはもちろん十分だし、セルフオマージュがあるのも魅力的。
(人間に恋したアリエルを見て
セバスチャンが口をあんぐりと開け
その口をスカットルが閉めている『リトルマーメイド』)
(隠れて歌うセバスチャンを見て
アリエルが口をあんぐりと開け
その口をフランダーが閉めている『リトルマーメイドⅢ』)



総評すると、ディズニーチャンネルの域を超えてはこない作品。ただ、完成されたキャラクターが新しくきれいなアニメーションで再度動いているのは魅力的だし、本編では明かされないキャラクターの隠れた素顔や小話は面白いので、ディズニー好きにはオススメの作品。



(おまけ)
気のいいジュゴンことベンジャミンは女子からモテそうですね。相方の爪をお手入れしたり、愚痴を聞いたり、歌をほめたり。(「わぁ上手だねぇ」とか、「フランス語だね」とか、「フワッフワッ」とかコーラスもこなせます)
聞き上手の癒し系はどこの世界でも強いんですね~。吹替、バナナマンの日村だけど。



2019年7月下旬 29本目
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