みあね

凶悪のみあねのレビュー・感想・評価

凶悪(2013年製作の映画)
3.8
新潮45編集部から出された小説が原作。【上申書殺人事件】を基に創られた作品。

スクープ雑誌“明潮24”に拘置所で収監中の死刑囚(須藤)から手紙が届く。
記者の藤井は思う記事が書けず悩んでいた。そんな時にその手紙の件を上司から任せられ、須藤の面会へと足を運ぶ。
7年前に起こした殺人等、複数の容疑で須藤は逮捕された。その後死刑判決を受け、収監されているが「シャバに許せない人間がいる」と須藤は話す。その事を記事にして貰うかわりに、自身の秘密にしていた余罪を話すと条件を伝える。須藤が許せない人物とは、3件の殺人事件の首謀者であり“先生”と呼ばれていた男だった…

2005年に新潮が取り上げ、表沙汰になった事件がベースになっている。多少改変してる所はあるようだけど、映画として観やすい創りになっている。各キャスト達の演技力が圧巻。他者の命の価値や人生について考えさせられる作品。
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