雁田

凶悪の雁田のレビュー・感想・評価

凶悪(2013年製作の映画)
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山田孝之さんにめちゃくちゃハマっていた頃。片っ端から山田さんが出ているものを借りて観賞していた。

その中の1作品。
いやぁ、。。観るのが早すぎたか。
中学中頃の丁度思春期真っ只中であった。
重い。重すぎた。途中は気分が悪くなり、ピエールさんの所で一時停止してトイレに向かった。

結論もわかりにくくて何やら哲学的な感じがした。ただ山田の中の憎悪が膨らんできているのは感じた。
口にずーと力が入っているように思えたからである。あれは多分怒りとか、何もできなかった虚しさとか、その辺の感情を押し殺しているんだと思った。

でもあそこまでリリーさんに虜にされて。
人殺しの話を聞いたり側にいると、同調しちゃうのかなと思った。
最後は絶対にあいつを殺してやる。
いや、殺す。殺す。ぐらいに思ってたろうから…。
同調っていうのも、単に快楽的に人を殺す人リリーとピエール。意思を持って人を殺す山田。だけど、まぁ結果は人殺し。
関係ないじゃん?っていうこと。
結局は、リリーとピエール色に山田が染められちゃってるって話。

今こうして書き連ねていったら、ある意味無くはない物語なので余計に怖くなった。

スコアも何も、そもそも人にオススメできるようなものでなく、この映画に染まってしまうのも怖いので付けません。

そしてピエールさん。今思えばあの時の演技。吸っていましたね??
雁田

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