キッチー

3人のアンヌのキッチーのレビュー・感想・評価

3人のアンヌ(2012年製作の映画)
3.0
主演イザベル・ユペールということで観賞したのですが、シンプル過ぎて映画らしくなかったです。

韓国人の女性が作る韓国の海辺の田舎町にふらっと訪れた女性の小説で、違うタイプの3人の女性アンヌをイザベルが演じ分けているのですが、単純に彼女がホントの旅行に来たような感じで素に近いのでは?と思ってしまいました。いつも観ている演技とは全然違いましたね。
青いシャツ、赤いワンピース、緑のワンピース、服装も変えていて、素敵でしたが...

海の近くの家、何もない海岸、テントという限られた舞台?で、傘、焼酎、食事といった限られた小道具を使った簡単な小芝居。そういえば、加瀬亮さん主演の映画「自由が丘で」も同じように限られたセットで食事のシーンもある簡単な感じの映画だったな~。

これがホン・サンス監督の個性なんですかね。自由に撮っている感じはありましたが...

ただ、個人的にはもう少し作り込んでいる映画の方が好きなので、ちょっと物足りなかったかも。
でも、とてもチャーミングなイザベルが見れたのは良かったです(´∇`)
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