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ローマでアモーレのesのネタバレレビュー・内容・結末

ローマでアモーレ(2012年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

交差点の中心の交通整理人が語るローマの物語という部分がポイント。
それぞれの物語は個々に存在し最終的に集結することはない。当初『デカメロン』を意識したタイトルを付けていたという話を見かけて納得。
今までウディ・アレン監督が生み出した物語の断片の寄せ集めのような短編集を違和感なく同時進行に魅せてしまうテンポの作り方などはやはり凄いと思う。

シャワーブースオペラはズルい。個人的にはあの演出に出逢ったら絶賛してしまいそう。ただ楽器類への影響は気になる。

時代の先を行き過ぎて酷評される演出家の話もメディアによって有名人にされてしまった男の話も、監督自身の苦悩が感じられて興味深かった。

容疑が明確に晴れるまでは評価はしない。
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