平成2年の男

失楽園の平成2年の男のレビュー・感想・評価

失楽園(1997年製作の映画)
4.0
・黒木瞳、お美しい。

・リアリティの断絶した寓話を愛でているような感覚に襲われるのは、果たして私が本当の恋愛を知らない所為だろうか。

・浮気はいけないもの、なんてみんな知っている。浮気をして得られるものと失われるものとを天秤にかけた結果、浮気関係に強い幸せが見出せるならば、私はそれでも構わないと思っている。

・渡辺淳一が思う死に方の理想が描かれているような気がしてならない。

・私が強く思ったのは、強く愛せる人でないと結婚はしたらあかんな、という当たり前のことであった。条件面ではなく心と身体で結婚しなければいけない。