彼自身の不幸な生い立ちだけは本物で、それに直接触れることで、欠如した空白を取り戻した人間の無垢な愛を肌で感じてしまい、憎むはずの相手に同情を覚えてしまうというアンビバレントな感情に胸を痛める。
か…
これは...激好みの映画だった。テーマが凄い好きだったな。ピエタってタイトルもそうだけど、キリスト教的な感覚がビシビシ伝わった。本当の「悔い改め」の重み、痛み。現実感が無かったりとか、キャラクター達…
>>続きを読む何かどうも国際映画祭で受けるように作った感が否めないというか…。こういう雰囲気にしとけば皆喜ぶだろ!的なあざとさを感じてしまった…。
でも、セーターを剥ぎ取って自分で着てしまうシーン好き。あの辺の…
宗教の説話だった。悪を描くことで倫理を語る。それは、「悪とは何だろう」という問い。
『悪い男』もそういう話だった気がする。最初は「まごうことなき悪人」だったはずの男が、最後まで観ると悪人と断言でき…
嘆きのピエタ
ピエタとは
キリストの亡骸を抱く聖母マリアの姿を描いた宗教画や彫刻である
そのピエタ像をモチーフにして今作は
コロナで亡くなった韓国の巨匠 キム・ギドクによって作られている
この…
母が息子のためにセーターを編む、というイメージからはほど遠いオーラを放つミソン
目的を忘れないよう呪文を唱えるかのごとく、ひと目ひと目ざくざくと修羅の道を突き進む
与えて奪う
“魂を破壊する“
すべ…
<愛に目覚め、贖罪を背負って>
愛を知らずに育った極悪非道な借金取り立て屋は、突然現れた母を名乗る女に次第に心を開き、やがて依存していく。しかし自称母の狙いは母と信じ込ませて裏切り、死んだ息子の復…
なんで韓国スリラーはこんな暗い話が思いつくだってくらい落として落として落としまくる話だった。愛と金とは何だろうと考えさせられる。母が息子と楽しく過ごした1日は演技ではなかったと思うと本当に胸が締め付…
>>続きを読む母の愛は偉大なり。息子のために自殺し、偽の息子までも愛してしまう。
復讐のために、息子を死においやった取り立て屋の男に、母親だと嘘をつき、近付く。
平気でお金のために債務者を障害者や自殺に追い…
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