ゴン吉

真夏の方程式のゴン吉のレビュー・感想・評価

真夏の方程式(2013年製作の映画)
4.0
物理学者が殺人事件の真相を謎解くヒューマンミステリードラマ。 
原作は東野圭吾の推理小説。 
テレビドラマ”ガリレオ”の劇場版第2弾。 
西谷弘が監督を務め、 福山雅治が主演、吉高由里子、北村一輝、杏、山﨑光、塩見三省、白竜、西田尚美、風吹ジュン、前田吟らが共演。   

1998年の雪の降る夜に元ホステス(西田尚美)が杉並の歩道橋で刺されて死ぬ事件が起きるが、犯人(白竜)はすぐに捕まる。事件から16年後、夏休みに小学4年生の恭平(山﨑光)は、玻璃ヶ浦で親戚が営む旅館・緑岩荘に一人で電車に乗ってやってくる。帝都大学で物理の准教授をしている湯川(福山雅治)は海底鉱物資源開発の市民公聴会に出席するために玻璃ヶ浦を訪れるが、列車内で恭平と出会い、さらに公聴会で恭平の従妹(杏)と知り合う。その晩、湯川は緑岩荘に宿泊するが、翌朝、宿泊客(塩見三省)が海辺の防波堤下の岩場で死体として発見された。 亡くなった男は昨年退職した警視庁の元刑事で、湯川と旧知である捜査一課の岸谷(吉高由里子)が派遣される...  

「すべてを知ったうえで自分の進むべき道を決める」 
福山雅治がクールな天才物理学者を演じるTVドラマの劇場版で、2013年度の累計興収で邦画実写第1位の大ヒット作。
子ども嫌いの物理学者が、美しい海辺の町で夏休みの小学生と知り合い、事件に巻き込まれる。
杉並の殺人事件に加えて玻璃ヶ浦の事件も犯行動機が弱く、事件に巻き込まれた少年の役割もイマイチ。
ミスリードもなくわかりやすいストーリーで、クールな主人公と少年の交流が微笑ましい。
ミステリードラマというよりは、少年のひと夏の経験という視点で楽しめた。
「好奇心は人を成長させる最高のエネルギーだ」  

2025.10 フジテレビで鑑賞(土曜プレミアム)
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